紀行と奇行の寄稿

どこか行ったり、誰かと会ったら更新していきます。ぼくの紀行録やだれか奇行してる人を記録しては記事を書いていきます。

ゾウに揺られて、ゆすりとたかり

 ゾウに乗る際にはお気をつけて

 観光地、アユタヤに行った際の話です。そこはゾウに乗って遺跡観光ができる場所で何とも情緒ある観光方法だと思ってついつい行っていました。だって、観光方法にしては最高だし、案内する方が日本語対応(そしてチョー美人)なのも大きかったです。

 

そんなこんなで着いていき、2000バーツ(だいたい6000円)を払って乗ることにしました。高いですが、こんな体験はもうできないと考えたらやってしまいました。

 

ゾウに乗ると車道を歩き、遺跡の横をとおっていく様子は面白いですね。ゾウは車扱いなのか単にそのように見えるのか…面白い。道中には野犬が多く、徒歩でも行けるのですが危ない要素がある以上はゾウって便利なほか安全な方法のようにも思えました。

 

しばらく行くと、ぬかるみのヒドイ場所に。なるほど、こんな場所には人間は入れないがゾウなら大丈夫なんだ。そういえばゾウの足の裏は面積が広いし、4本足は転ぶリスクは少ないし最適ですね。そんなこんなで遺跡の1つに到着。そして撮影。

 

その後もゾウに揺られながら移動し、もう1つの遺跡へ。また撮影。

 

2度目の撮影が終わってそこで、面倒なことに。ゾウ使いがポーチから象牙のアクセサリーを売り込んできました。僕は象牙反対派の知り合いが多いことや象牙にまつわる話を多く聞いていたのですぐさまNOを伝えました。ゾウ使いはそれから1歩も引かず200バーツのチップを要求してきました。最初は渋りましたが、ゾウに乗っているし、相手はゾウの操作に使う凶器のようなものを持っています。そんな相手には残念ながら勝てる要素もなく泣く泣くチップを払い場を収めることに。

 

このことは腑に落ちないというか、ゾウに乗る際の気をつけることだと思います。相手の労働環境や観光客商売というものが大きなビジネスになっている以上は大きく儲けるのに適しているもののように思えます。

 

観光という商売は「平和産業」といわれているようですが、実態はどうなのか気になりました。観光は思い出になるものですが、客は引き出される側、いわゆる「カモ」として見られていると思うと複雑な気持ちになりました。

 

皆様もゾウに乗る際はお気を付けください。