紀行と奇行の寄稿

どこか行ったり、誰かと会ったら更新していきます。ぼくの紀行録やだれか奇行してる人を記録しては記事を書いていきます。

セクシャリティについて

回前半を読むにあたって、セクシャリティについてメモとして書いておきます。おそらく「多数派である異性が好きになる人」(以下、ストレート)の方々は耳にしないことが多いので、メモとして。

 

一般に男女または雌雄両性間に生じる性交への欲求をいい,日常的には肉欲ともいう。類語として性衝動,セクシャリティがあり,それらの関係は次のとおりである。性衝動は性的満足あるいは究極的には生殖に向けられた身体的基盤をもつ一次的衝動であり,性欲の原動力となるべきものである。(コトバンクより)


要はどんな人に性的興奮をするか、というような解釈でいいと思います。

 

そんで、ストレートは性に関する悩みが色々あるかと思いますが、ゲイやレズビアンのようなセクシャル・マイノリティ(以下、セクマイ)の方は困ることが多いようです。

例えば男性だと、好きな女性のタイプは?とか、性体験話や「あの子可愛いね」みたいな話にも対応するにしても気を使う場合が多かったりします。ストレートとゲイの目線は違いますので、女性の話は男なら誰にも通用するワケでもないことは知っておく方がよいかと思います。僕らが話す話題のいくつか(異性や服装、趣味に関して)はストレートであることが前提になっている場合がありますので、考えてみるとイイかと思います。

 

また、差別はおきているのかということですが、起きています。最近だと、議員がセクマイに対して軽視した発言が炎上していました。あとは、セクマイであることをばらすこと(アウティング)によって行き場を失った人たちもいます。それが原因で職を自主的に辞めることになり生活に困窮する場合、更には自殺に至ったケースもあります。

 

マイノリティ=少数派 だって考えていると、誰かを、友達や恩人を傷つけてしまっているかもしれません。

 

これをきっかけに、発言や常識というものに関して疑う機会になればイイと思っています。

 

https://note.mu/bakudan_bomb/n/n420f20e4e089

『パプリカ』はいいゾ

今敏の映画を観ていた。

 

友人から勧められたのと、YouTubeで『パレード』を観たときにこりゃ面白そうと感じ急いで視聴。

youtu.be

 

まずは『パプリカ』を観ました。

www.youtube.com

 

パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。(Wikipedia参照)

 

…夢に入るというところはクリストファー・ノーランの『インセプション』を思い浮かべると分かりやすいように感じます。ただ、夢の演出が面白く、人形が動いたり自分が人形になったり、一瞬で自分のいる場所や服装が変わるなどダイナミックに動きながら話が展開されていく。

また、ハリウッドのような力の入った実写版でも、違和感の生じる場面や予算がかかりすぎる場面がアニメのような媒体だと安く、違和感のないように進むことができる。

 

例えば、ロケット打ち上げたり、ビルの崩壊場面とか、人からもう一人の人が生えてくるとか…まぁ、特殊な場面ではアニメが有利な気がします。実写では人が直接映るだけに説得力が発生させやすいように感じます。

 

今作は圧倒的にアニメが向いてる作品ですね。人形がしゃべる場面、粗大ゴミがパレードをなして街を練り歩き、人がオブジェになっていくところも恐らく実写ではできませんからね。

 

それ以外に見どころは人物描写が面白く、主人公は現実世界では千葉敦子という人物だが、夢の世界ではパプリカという人物になるところ。他に人物も現実と夢を行き来しますが、性格も容姿も変わりません。主人公だけが変わる、ココは特に説明されていないが物語をたどって答えが出るような考える要素があって、表現の妙を感じました。

 

ほかにも、人物を描くうえで直接言葉にして見せるのでなく、動きや台詞の端々からピースを集めて考えられるように出来ていて見る途中も退屈する時間が少なくて興味の持続が途切れることはなかったです。

 

そして、絵が面白いですね。『パレード』のPVから分かりますが、煌びやかな絵と奇妙な物どもの行進は見ていて楽しかったです。無目的な行列かは特に意味が語られず「保管要素」としての役割が果たされていました。

 

このように、考える要素が多く、物語や人物も魅力がたくさんあって夢のような時間を過ごせました。いやー、今敏さんが亡くなってるのは悔やまれるな…

講演会を終えて

ぼくは講演会に演者として登壇してきまして、おそらくこれが爆弾(ボム)として最後の登壇になるのかと思います。大学を卒業してからも名乗り続けるかは不明ですので。

 

大勢の前で話す際は緊張しますね。話す最中には慣れてきている気がしますが、「前」が問題です。要は、準備不足を気にすることが多くて、疲れることが多いんです。これに関しては解決策がどうも見当たらないし、子どものころから引きづっています。海外旅行の際は前日まで四六時中悩むので、作業効率というか時間の使い方が下手なのです。

っと、苦手な話も膨らみますが、講演会を終えての感想をつらつら書いていこうかと思います。

まず、

場に出れば後はやるだけ!

というのも、演者の仕事は楽しく話すとか、楽しませるのが大前提になるかと思います。だって、それを期待して聞くんでしょ?というスタンスが多いかと感じます(というか、講演会がそうであってと思っています)。なので、滑る話でなく、知識を働かせるような話、エンターテイナーのようなワクワクさせる話、行動させるきっかけになるようなインパクトを残す話…総じて「面白い話」を提供するのが演者の仕事なのかと感じています。

次に、

双方向のコミュニケーションは大事

有名人が尊いのは手が届かない距離にあるからと感じますが、一方で親近感を覚えさせるのが上手な人も人気が高いようにSNSを見ていて感じます。豪華絢爛な生活よりも、自炊して手料理を自慢するような感性を持っているような人も親しく感じます。

講演会ではどうしても講師と聴衆、賢者と愚者といった立ち位置になって上下関係が生じがちです。この状態で話せるならいいんですが、ぼくは期待されているように感じると苦手です。

そこで、よくやるのが様々な芸を持っていくことです。僕は手で笛や太鼓の音が出せるので話題をズラして披露したり、モノマネをしたりします。クォリティはチョイ下手くらいですが、それもまた乙…であって欲しいと思っています(笑)

コレのおかげで、聞いてる人たちもリラックスしてくれるようで、少し笑ってくれます。そして笑い声をきいたらモチベーションが上がります。こうやって講演中は聴衆とコミュニケーションをとります。言葉でなく、空気感で会話をしていくように。

あと思い浮かぶのは、

楽しい気持ちは広まる

逆に、緊張は相手に勘づかれます。聴衆も馬鹿じゃないんで、話したくない気持ちで、仕事で話している人に聞く耳を立てません。それは学校で感じている人も多いだけに身に覚えがあるのではないでしょうか。淡々とやってる授業は面白くないのは話す人が原因かもしれません。

ですので、話す内容はなるべく簡単で自分しか体験したことのないもの、自分しか思いつかないような内容にすれば話に力が入りますし、内容もオリジナリティが出て自分の魅力を出せるかと思います。

てな感じで、講演会を終えて考えていました。思えば、1年生のころからこういう機会を設けてくれた友人がいて話すきっかけがありました。しかし、話すコツが分からず、自慢話をして呆れられたことが悔しくて、何度も改善を経てようやく聴かせられるような話が出来てきたように思います。

失敗ばかりでしたが、今では講演のコツやどうしてつまらないのかを考えられるようになりました。下手でも、見方や努力次第では資産にもなるんだなぁと思うボムでした。

#講演会 #イベント #動物 #環境教育 #インターン #大学

ニート手前な状態

そういえば、ぼくは就職活動をする前にトラブルが起こりました。1つは卒業研究が

決まらず、病んでいたこと。もう1つはなんと、就職活動の必須アイテムのスーツが着られなくなったこと。原因は不安からのストレス太り&コンビニバイトの廃棄弁当の食べ過ぎでした。このことから、急いで弁当を辞め、ランニングを始めましたがどうも痩せませんでした。今でもスーツを着ようとしてもピチピチで不格好です。

 

そんなわけで、就職活動に関しての活動に手を付けられなかったワケです。いやぁ、困った。一方で、同期が内定をもらってる一方で、仕事を辞めた先輩も何人かいて変な気持ちです。あれ、就職しなくてもよくね? と、やわな気持ちが僕の中であります。世間体は悪くとも、生きてはいますからね。不格好でも生きるのは僕の好きな映画『エレファントマン』や『愛のむきだし』などでも変な主人公たちですがちゃんと生きてはいます。

 

さて、ぼくはライター…というか文章を書いて生きたいなぁと考えていましたが、どうやら最近は苦しいようです。しばし、ネットでブロガーとして仕事している人たちを見かけ、正直憧れていました。だって、楽しそうだし、書きたいものを書いて、注目されたいんですもの。しかし、実態は年々と競う相手が増え、競争が激しいうえ企業が参入しては個人が太刀打ちできない環境になっているようです。

 

あと、書き仕事は10年くらいと比べ、価値が下がってきています。書籍の出版も小説出したら200万円もらえたけど、今では数十万円だったりで暴落しています。そのうえ、ブロガーもいっぱいいて書く人が市場で余っている状態に感じます。そのため、安く買い叩かれるのが現状のようです。言葉や情報を残すよりも、単に文字を書くということが重要視されているのかもしれませんね。

 

で、ぼくはブロガーに興味がありまして、彼らがほしいのはビュー数やフォロワー、言い換えると固定的にみてくれる人(ファンとしても言い換えられる)が欲しいわけです。コレに争っている以上は勝つのは難しいように感じます。なので、個人がやるならどうするか、

 

1:勉強し、力をつけてコツコツ伸ばしていく

2:突破口を見つけ、一発逆転を狙う

3:競争よりも楽しさを重視

 

が思いつきました。1は正直、出来る気がしません。上手い人が教えてくれるんでしたら…いや、それでもダメです。アスリートが鍛えても力士には相撲では勝てません。

 

2もいいように思えますが、上手くなり方、個性の伸ばし方を心得ているようでないと成功は難しいし、長く続けるのが大変だったりします。誰もやってないスポーツで1位をとってもスポンサーがいないと仕事になりませんからね。

 

3は儲けることから1番離れていますが、ぼくが一番向いていることかもしれません。だって、好きなことを書けますし、へばることに無関係なように思うからです。無理に更新頻度を上げるとか、勉強をするとかでなく面白いものを書いていって習慣化していけば積み上がっていきます。僕がやってきたコンビニバイトは時間が終わればお金しか残りませんでしたが、書き仕事は文字が残ります。この感覚が気持ちいいんです。承認欲求強めですが、それでいいんすよ。

 

で、ぼくが書くことを仕事にするのは現状は前途多難です。こんなニートは雇われないし、スーツが着られないですし。

 

さて、今日は寝ます。フォロワーやビュー数を求めずに戦う方法を考え着いたらまた更新しますね。

『ファイト・クラブ』のことを言うな

映画をよく観ますか?

 

ぼくは中学と高校、映画漬けの生活を送っていました。おかげで高校時代は誰とも趣味が合わないような変なヤツって位置づけられていることが多かったです。見始めたきっかけは兄が映画にハマり、それに影響されて一緒に見始めたことでした。今では、兄よりも映画が好きで覚えているような大の映画好きになりました。

 

そんな僕が中学生のころ見て、長く影響を受けた映画が『ファイト・クラブ』です。なんでハマったのかは「映画が面白かった」ということが大前提ですが、あらすじとともに書いていこうかと思います。

 

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あらすじ

 

主人公は僕と同じくらいイケてない人物です。モテなくて、趣味も活発なものでなくて家具集めと内向的なもの、そして不眠症でした。そんな彼のことを見て共感と自己嫌悪を同時に抱くような経験をしたことを覚えています。また、ぼくは彼と同じ感情を持っていました。「変化がほしい」というものです。

 

彼は変化を欲する心理描写は特にないんですが、映画の中で一瞬だけ憧れの男像が移りながら序盤が進んでいきます。気になる女性を呼び止められないとか、不眠症を「薬」で治そうとするなど、イケてないような場面で映ります。まるで、理想を思い描くように。

 

それから、彼はある男に出会います。タイラー・ダーデンという筋骨隆々でパワフルさに溢れた主人公とは対極なイケてるような人物です。彼とは偶然に飛行機で隣り合っただけだったのですが、受け取った名刺から電話して何度も会うようになります。

 

それから、彼と酔った末にじゃれ合うようなケンカをするのですが、何故か心地いいもので、会えばやるようになって、じゃじゃ馬も多くなり…

 

あらすじ終わり

 

といったようなことで、殴りあう『ファイト・クラブ』を結成していきます。後半からも面白くなっていきます。ただ、ぼくが魅入ったきっかけは序盤にあるように思っています。

 

世にはたくさんの主人公がイケていない作品がたくさんあると思います。例えば、『電車男』が代表的かと思います。『電車男』もイケてない主人公がひょんな出会いをきっかけに変わっていく物語ですので、共通点が多いかと思います。

 

しかし、ぼくは『ファイト・クラブ』に夢中で、今も大好きなのは解決方法が「暴力的」なことかもしれません。というのも、恋愛は1人ではできませんし、やろうと思って恋に落ちる人間はいません。しかし、暴力は1人でもしようと思えば爆竹に火をつけるでも、アリを踏みつぶすでも様々な方法があります。

 

主人公は「暴力」というものには距離をとるような振る舞いや生活を送っていました。内向的な趣味や睡眠薬をせがむというのは問題解決を1人で行おうとしているように見えました。その姿勢が僕と重なったような気がしました。

 

映画を観るという行為も話すとかで「活用」しない限りは孤独な趣味で、自己完結しがちです。僕は兄と話すことが多かったですが、兄には友達が多くて僕1人が詳しくなっていっていました。そうやって、「活用」せず内に溜め込んでいくところに主人公とリンクしてしまい、心をつかまれてしまったワケです。

 

さて、序盤しか話していませんが、ワケがあります。それはファイトが始まる中盤で、「『ファイト・クラブ』のことは言うな」というセリフがありますので、ココまで。

遊牧民とモンゴル相撲をやってみた

移動して、車を止めて休憩しているときに「身体を動かしに相撲でもするか!」というわけで、遊牧民の方とモンゴル相撲をすることに。なんという思い付き...

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休憩中

相撲ってやったことなかったので、僕が体験した初めての相撲がモンゴル相撲です。なんか逆輸入みたいにややこしい状況ですね。

ぼくが戦ったのは160㎝くらいの小柄な方で、エルデンさんという方でした。体格もガッシリ…というわけでもなく、細身朝青龍白鵬のような相撲界の強い方とは程遠いスマートな体型をしていました。

対する僕は170㎝で65㎏くらい、中高でバスケットの経験がありますので体格に自信がないことはありませんでした。また、柔道を習っていたこともあるので、掴み合いの戦いを経験したことはあります。投げられることや押し倒されることは想像ができませんでした。

そこで対戦。すると、エルデンさんは体制を低くして強く押してきました。僕はそれに対して反発しますが歯が立ちません。持ち上げようにも僕と近すぎて上がらず、踏ん張るのみ。

最後には押し合いで負けて、おしまい。あっけなかったです。

しかし、勝負の後は「悔しい」よりも「好奇心」が湧き「興奮」しました。

だって、遊牧民の生活ってこんなにも身体が鍛えられるって感じたからです。様々な家畜を引いたり、扱うことでたくさんの筋肉が付くって面白くなりました。また、食べているものも動物由来のものがメインですので、そこも関係があるんですかね。

とにかく、モンゴル人、もとい遊牧民は強いです。サバイバル面も筋力も。

あ、おそらくコミュ力も高いです。コレはまた今度お話しします。

モンゴル雑記 遊牧民と家畜の写真集

動物観察失敗記

発海外で行ったモンゴル、ぼくは動物撮影に意気込んでいました。というのも、当時2年生だった僕は動物関係の仲間に面白い話を届けようと躍起になっていて野生動物の撮影が大好きなカメラボーイでした。

しかし、モンゴルで待っていたのは果てしない荒野、荒野、荒野...たまに山...というわけで野生動物を見つけるのには良い場所のように感じませんでした(季節・場所によって異なる)。

ちなみに家畜の写真はそこそこ撮れました!

というわけで、野生動物の撮影に苦難していてカメラの活躍はいまいちでした。ただ、様々な人間模様を見られたのは財産でした。

モンゴルの日常風景

ヤギを追う

朝は乳搾りの時間でそこで集まらなかったヤギを集めている。なかなかヤギも手ごわい。ヤギは家畜の中でも気まぐれさは群を抜く動物でしかも、人を怖がらない。つよい。

 

バイクではしゃぐ大人たち

バイクで来た客人を迎えていた。実は、モンゴルの荒野ではバイク乗りは珍しくなく、乗っている方はそこそこいる。馬での移動は主流ではないようだが、ちゃんと乗ることはできる。

えっへん

服を新調したようで、自慢をしていた。ポーズとって―って頼んで撮影。ぎこちない表情もまた子供らしい。